2月 4日 理事のお天気だより(寺川奈津美)

みなさんこんにちは!
きょうは立春ですね。「暦の上では春」と聞くと、なんだか少しワクワクした気持ちになります。実際、日本海側では雪の降り方がようやくおさまり、
日差しにほっとできるところも出てきました。

ただ、日本海側ではこれまで記録的な大雪となった地域もあり、
気温が上がると雪の重さは、降り始めの雪に比べて3倍〜5倍、
あるいはそれ以上になることもあるようです。
雪は「止んだら終わり」ではなく、
その後も暮らしに脅威を与える“凶器”になり得ることを、改めて実感しました。
このような大雪が増えていくと、
冬の生活インフラの強化が必要な地域も出てくるだろうと感じています。
一方で、太平洋側は降水量が極端に少なく、乾燥が続いているところが多くあります。
すでに各地で山火事が発生しており、
林野火災は特に2月から5月にかけてのこれからの時期に多く発生する傾向があります。

まさに去年の2月には、岩手県大船渡市で大規模な山火事が発生し、
住宅などにも甚大な被害が出たことは記憶に新しいところです。
この教訓を踏まえ、今年2026年1月からは、
自治体が発令する新たな「林野火災注意報」や「林野火災警報」の運用も始まりました。
これらが発令された際には、火入れやたき火などの行為が制限されるだけでなく、
警報発令時の違反には罰則が科される場合もあり、
これまで以上に厳格な火災予防が求められることになります。

消防関係者によると、飛び火などで炎が広がると、
空中消火の後に地上から消火や確認を行う必要があり、場所の特定が難しく、
どうしても時間がかかることが多いとのことです。
このように、日本海側の極端な大雪と、太平洋側の極端な乾燥――
どちらも気候変動の影響が背景のひとつとして考えられます。
正確で迅速な実況と予想をお伝えし、防災行動を促す情報発信の重要性が、
ますます高まっていると感じています。
気象予報士として何年たっても難しさを感じる日々ですが、
日々精進を続けようと、気持ちを新たにしています。

さて、この先は暖かい日が続きますが、金曜日には北海道で荒れた天気となる予想が出ています。その後、土日は再び冬型の気圧配置が強まり、
日本海側の一部地域で大雪となるおそれもあります。
まだまだ油断できない日が続きますが、みなさんどうぞお元気でお過ごしください。

早咲きの桜、見つけました〜(^ ^)