環境省presents「気象キャスターと一緒に考えよう!親子で学ぶ地球温暖化(大阪)」を開催しました(2019年11月23日)

大阪市立科学館にて、環境省presents「気象キャスターと一緒に考えよう!親子で学ぶ地球温暖化」を開催しました。講師は前田智宏さんと広瀬駿さんです。

今年は猛暑だけでなく、台風などによる大雨被害が多かったので、異常気象・気象災害についてたくさん取り上げました。大人からお子さんまで関心が高かったようで、「はいっ!」と手を上げて答えてくれる姿が印象的でした。

そして、名物コーナーである江越学芸員の実験も大成功!
広瀬さんのこの表情からわかるように、とてもダイナミックな実験でした。温暖化の主な原因である二酸化炭素のことをわかりやすく説明していただきました。毎年、ありがとうございます!

クイズや実験、風船など内容盛りだくさんでお届けしました。地球のために、子どもたちの未来のために私たちにできることは何か、このイベントを通して考え、行動にうつしていくキッカケになれば嬉しいです。

以下、講師の感想です。

【広瀬 駿さん】
小学生の低学年から高学年、そして大人の保護者まで幅広い世代の方にイベントを楽しんで頂けました。幅広い世代が参加すると、話の難易度によって途中で退屈になる世代が出てしまうことがあります。しかし、大きなバルーンを使った実験や、モニターを使った解説など全体の内容のバランスが良く、多くの方に約70分飽きずに参加してもらえました。また今回は、イベントに参加する親子の皆さんが、地球温暖化が自分自身に関係することとして熱心に聞いてくださる姿が大変印象的でした。関東中心に甚大な被害を出した2019年台風15号・19号の報道を目にしたこと、また関西では2018年に7月豪雨や台風21号被害を“当事者”として経験したことで、皆さんの環境問題や防災について意識が高まっているものと考えられます。さらに視聴者の皆さんに地球温暖化や防災について興味を持ってもらい日々の行動に繋げてもらうよう、伝え手としての意識も変えていかなければならないことを、強く感じさせられました。

【前田 智宏さん】
イベントには初めて講師として参加させていただきました。学校の授業よりも長い、70分ほどの時間でしたが、子どもたちに最後まで元気に参加してもらえたことが嬉しかったです。実験やクイズなどをおりこむことで、楽しみながら学べるということが何より大きいと思いますし、保護者の方たちもすごく協力的で、イベントを一緒に盛り上げてくださったなと感じています。夏には40℃を超えるような気温がたびたび観測されていること、二酸化炭素が温暖化の原因になっていることなど…子どもたちも普段からよく勉強して、知識を持っているのだなという印象を持ちました。大切なのはそうした事実を“自分ごと”として捉え、具体的な行動につなげていくこと…今回のイベントはそれを手助けする大きな機会になったのではないかと思います。生活に身近な情報を提供する気象キャスターとして、今後もサポートしていきたいという思いを新たにしました。