環境省presents「気象キャスターと一緒に考えよう!親子で学ぶ地球温暖化(名古屋)」を開催しました(2020年2月8日)

名古屋で活躍中の気象キャスター山田修作予報士と岡安里美予報士が講師となり、クイズや実験を交えて楽しみながら地球温暖化について学んでいきました。

会場に舞うたくさんの風船…

これは、ただ遊んでいるわけではなくて(笑)、1日で排出する二酸化炭素の量を体感してもらっています。
子供だけでなく、大人の皆さんも楽しんでいました。

お申し込みいただいたほとんどの皆さんにお越しいただくことができ、スタッフもとても嬉しく思っています。今回の会場「久屋大通庭園フラリエ」では初めての開催でしたが、植物に囲まれた開放的な空間で素敵な会場でした。お越しいただいた皆様、会場関係者の皆様、本当にありがとうございました。

以下、講師の感想です。

【山田 修作さん】
名古屋でこれまで行ってきたイベントは、冬開催がほとんどでした。そんな中で、暑さや熱中症という違う季節の話をしていたため、夏や秋開催と比べると、参加者の暑さに対する感覚が薄まっていると感じていました。しかし今回は、2100年冬の天気予報も入ったことで、冬開催の意義がありました。それに加えて今年は記録的な暖冬なこともあり、より温暖化を身近に感じてもらえたかと思います。また、私自身が取材中に撮影した、暖冬の影響を表した写真を紹介することで、東海らしさも出すことができました。イベント内での最大の盛り上がりは風船タッチで、子供たちは大変楽しんでくれました。強くたたかない、立たないなどの注意事項は、言ってもなかなか守ってはくれなかったものの、大きな混乱はなく、サポートしてくださる皆さんに助けられました。最後の参加者のお見送りの際には、みなさん『楽しかった』『勉強になった』との声をいただいたので、反省点を踏まえて内容をさらにブラッシュアップし、次に繋げていきたいです。

【岡安 里美さん】
会場の雰囲気が明るく、子供たちも元気で、比較的距離も近かったので、参加者とコミュニケーションをとりながら、話を進めていけたのが良かったと思います。今回は冬の開催とのことで、イベントのはじめに、未来の夏の天気予報を見てもらったあと、冬バージョンを見ていただきました。今まさに起こっている暖冬や雪不足にも、温暖化が影響していることを実感し、より身近な問題として話を聞いてもらえるきっかけになったと感じます。
子供たちは、クイズなどは熱心に発言してくれた一方、実験や二酸化炭素の風船タッチなどは楽しそうに取り組んでいました。考えるだけではなく、実際に体感することで、記憶に残る時間になったのではないかと思います。最後にクールチョイス宣言を書いてもらうと、「近くの買い物はなるべく歩いていく」「冷蔵庫を開けっ放しにしない」など、今日から自分は何ができるのか、しっかり考えてくれていたのが印象的でした。これからも、温暖化のことを考え続けるきっかけになっていれば良いなと思います。